「空き家バンクに登録したいけど、何を用意すればいいのかわからない」
「手続きが面倒そうで踏み出せない」
これは当事務所にご相談される方によくあるお悩みです。
空き家バンクの登録は、実際にはそれほど複雑な手続きではありません。
ただし、必要書類や進め方を事前に把握しておかないと、二度手間になったり、登録までに多くの時間がかかったりすることがあります。
この記事では、魚津市の空き家バンクを中心に、登録の流れと必要書類を行政書士の視点からわかりやすく解説します。
そもそも空き家バンクの登録とは?
「空き家バンクってご存じですか?」
代表がご相談者様や施設・自治体職員などの方々に聞いてみると、空き家バンクの存在を知らない方が多くいらっしゃいます。
空き家バンクは、空き家を「売りたい・貸したい」所有者と「買いたい・借りたい」希望者を、自治体がマッチングする制度です。
空家等対策の推進に関する特別措置法に基づく空き家対策の一環として、国土交通省によると全国の約7割の自治体が設置しています。
登録された物件は自治体のWebサイトや、国土交通省が支援する「全国版空き家・空き地バンク」(アットホーム等と連携)を通じて公開されるため、県外からの移住希望者にも情報が届きます。
魚津市の空き家バンクもアットホームの全国版サイトと連携しています。
簡単に一言で説明すると、
「あなたの持っている空き家を、自治体があなたの代わりに宣伝して買い手を見つけます!」
といったものです。
富山県・魚津市の空き家バンク登録の流れ
では、ここからは当事務所所在地である富山県・魚津市を例に、登録の流れを見ていきましょう。
魚津市の場合、登録は以下のステップで進みます。
1:市の窓口に相談する
まずは魚津市都市計画課(建築住宅係)に相談します。
物件が登録可能かどうか、対象要件の確認を行います。
電話でも対応してもらえるので、遠方にお住まいの方もまずは問い合わせから始めましょう。
2:物件登録の申し込み
魚津市空き家バンクサイトの物件登録フォーム、または書面の申込書で登録を申し込みます。
物件の所在地、建物の構造・面積、希望する取引形態(売却か賃貸か)、希望価格などを記入します。
3:現地調査の実施
申し込みを受けて、市の担当者が現地を訪問し、建物の状態や敷地の状況を確認します。
登記情報との整合性や、建築基準法への適合なども確認されます。
4:登録・物件情報の公開
調査の結果、問題がなければ物件が登録され、魚津市空き家バンクサイトおよび全国版サイトに情報が掲載されます。
5:利用希望者とのマッチング
利用希望者から問い合わせがあれば、市から所有者に連絡先が共有され、当事者間で直接交渉・契約を進めます。
登録に必要な書類
空き家バンクの登録に必要な書類は自治体によって若干異なりますが、一般的に求められるのは以下の書類です。
登録申込書・登録カード
自治体が用意する所定の書式です。
物件の基本情報(所在地・構造・面積・築年数)や、希望する売却価格・賃料などを記入します。
魚津市の場合は、Webフォームからも申請が可能です。
登記事項証明書(登記簿謄本)
物件の所有者を公的に確認するための書類です。法務局で取得でき、土地と建物それぞれ必要になるのが一般的です。
不動産登記法第119条に基づき、誰でも交付請求が可能です。
本人確認書類
運転免許証やマイナンバーカードなど、申請者本人を確認できる書類のコピーです。
物件の写真
外観、各部屋の内装、水回り、敷地の状態がわかる写真を複数枚用意します。
写真が少なすぎると、私が物件を探している場合はその物件は避けています。
利用希望者が最初に目にする情報なので、現況が正確に伝わることが大切です。
建物の図面・間取り図
多くのご相談者様が最もつまずきやすいポイントです。
物件の間取りや部屋の配置がわかる図面です。
手元に建築確認申請時の図面があればそれを使えますが、古い住宅では図面が残っていないことも少なくありません。
その場合は、現地で採寸して図面を新たに作成する必要があります。
当事務所では、空き家バンク登録申請代行を受任した場合、図面作成まで全て対応いたします。
固定資産税納税通知書
物件の評価額や税額を確認するために求められることがあります。
手続きでつまずきやすいポイント
ご覧いただきましたように、空き家バンクの登録手続き自体はシンプルです。
しかし、実務では以下のようなポイントでつまずき、当事務所にご相談されるケースが少なくありません。
図面がない・作れない
先ほども少し触れましたが、古い住宅では建築時の図面が残っておらず、自分で間取り図を作成するのが難しいケースがあります。
当事務所では、現地調査と図面作成を一括で対応できます。
時間がない、または遠方に住んでいて現地に行けない
図面作成においても当てはまることですが、写真撮影や現地調査の立ち会いなど、現地での対応が必要な場面があります。
遠方の方は代理人を立てるか、専門家に代行を依頼するとスムーズです。
まとめ
空き家バンクの登録は、必要書類を揃えて申し込み、現地調査を経て公開されるシンプルな流れです。
ただし、図面の作成、登記の確認、写真の準備など、実務面で一般の方には難しく手間がかかるポイントがあります。
遠方にお住まいの方や図面が手元にない方は、当事務所に一括で依頼することでスムーズに登録を進められます。
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